Thunderbirdで送信できない7つの原因と対処法!SMTPサーバーの設定方法を中心に解説

ふわわ

こんにちは!IT大好きFwww(ふわわ)です!
今日は「Thunderbirdでメール送信ができない原因と対処法」を解説していきます!

アヒルル

Thunderbirdは、パソコン内でメールを管理したい人にとっては欠かせないソフトですよね。しかし、たまに「送信できない」というエラーも起きます。

僕はGmail派でThunderbirdは使っていないのですが、友だちがこのエラーで困って相談してきたので、いろいろ調べてみました。友だちの方は無事に解決しましたが、ついでに調べたことを備忘録としてまとめておこうと思い、記事にしました。

友だちと同じく「Thunderbirdで送信ができない!」と悩んでいる方に、参考にしていただけたらと思います。

この記事の要点(主な対処法)
  • SMTPの設定を確認・修正
  • ファイアーウォールの設定を変更
  • セキュリティソフトの設定を変更
  • ISPのブロックを回避(ポート番号を変更)
  • SMTPパスワードを削除・リセット

目次

Thunderbird(サンダーバード)とは

Thunderbird

Thunderbirdの「送信できない」エラーについて解説する前に、まずThunderbird(サンダーバード)とは何か、を解説していきます。

メールソフト(Outlookのようなもの)

Thunderbirdは、一言で言うと「メールソフト」です。正確には「電子メールクライアント」といいます。

メールソフトで多くの人に馴染みがあるのは、MicrosoftOfficeに搭載されている「Outlook」でしょう。若い世代では使用率が低いですが、年配の方はこのアウトルックの利用率が高いはずです。また「職場で使っている」という方も多いでしょう(特に役所系が多い気がします)。

何はともあれ、ThunderbirdはOutlookなどと同じ「メールソフト」と理解してください。

Gmailなどのアドレスを使える

Thunderbirdでは、下のようなWebメールが使えます。

  • Gmail(ジーメール)
  • Yahoo!メール
  • infoseekメール
  • hotmail(ホットメール)

その他にも多数の種類がありますが、メールソフトを使わないWeb上で完結するメールを、すべてパソコン内で使えるようになるということです(もちろん、送受信にはネット環境が必要です)。

完全無料でMozillaが提供

Thunderbirdは完全無料で、Firefoxで有名なMozillaが提供しています。FirefoxはGoogle Chromeなどと同じく無料で使えるブラウザですが、同じようにThunderbirdも無料で、高いクオリティで提供されています。

Thunderbirdで送信できない時の対処法・7つ

Thunderbirdでなぜかメールが送信できない―。というトラブルは多く聞かれます。ここではそのようなケースでの対処法を7つ解説していきます。

【共通】「アカウント設定」を開く

サーバー設定

まず、ホーム画面右上にあるアイコンをクリックします。右上に角丸長方形が3段になったアイコン(ハンバーガーアイコン)があるので、それをクリックしてください。

サーバー設定

拡大すると上の画像になります。右側にグレーのメニューが出て「イベントログの管理」「アドオン」などのメニューがあります。

サーバー設定

「オプション」をクリックすると、上の画像のように「さらに右側にメニュー」が出ます。上から順に下のようなものが書かれています。

  • オプション
  • アカウント設定
  • メニューバー
  • カレンダーツールバー
  • クイックフィルターバー
  • ステータスバー
  • ツールバーのカスタマイズ
  • レイアウト

この上から二番目の「アカウント設定」をクリックします。

サーバー設定

これで上の画像のような画面になります。ここから、以下で書いていくような対策を、1つずつ試してみてください。

SMTP 送信メールの設定を確認する

SMTPサーバー

まず「アカウント設定」の左側のメニューバーを見てください。上の画像のように一番下の「送信(SMTP)サーバー」という文字が目に入るでしょう。それをクリックします。

SMTPサーバー

すると、右側の画面が上の画像になります。下の欄に注目して下さい。

SMTPサーバー

上の画像の通り、下記の項目が書かれています。僕の場合はGmailですが、その例を書きます。

説明 Google Mail
サーバー名 smtp.gmail.com
ポート 465
ユーザー名 webgeekfwww(ここは省略)
認証方式 QAuth2
接続の保護 SSL/TLS

それぞれのメールクライアント(Gmail・OCNメールなど)で「こういう設定にしてください」というルールがあります。その通りになっているかを確認してください。

なっていない場合は編集します。右側にある「編集」のボタンをクリックしてください。「追加」のボタンの下、「削除」のボタンの上にあります。

SMTPサーバー

「編集」をクリックすると、上の画像のような画面が表示されます。それぞれ「違っている部分」を選択して、修正して下さい。

SMTP

先ほどと同じ動作で左側のメニューバーを見てください。一番上にメールアドレスが書かれています。それをクリックしてください。上の画像でいうと「webgeekfwww○○」という文字が書かれている部分です。

SMTP

クリックすると上の画像のような画面になります。このメールアドレスを確認してください。

一つ前の「SMTP 送信メールの設定を確認する」で、例えば「Gmailの設定」になっていたとします。すると、当然ながら「使うメールアドレスもGmailでないといけない」わけです。

しかし、これがたまにミスで「Yahoo!メールになっている」などのこともあります。特に複数のメールアドレスを使っている場合に起こりやすいミスです。その場合は、このメールアドレスを修正します。

ふわわ

これは比較的修正しやすいミスですね。単純ミスなので

ファイアーウォールの設定を変更する

ファイアーウォール

ファイアーウォールとは、WindowsやMacなどのOSに、最初から組み込まれているセキュリティ機能です。これがThunderbirdのメール送信をブロックしている可能性もあるため、これをいじります。

まずパソコン全体で「ファイアーウォール」と検索してください。Windows10なら画面下のメニューバーで、上の画像のように「ファイアーウォール」と入力すると、自動で候補が表示されます。

  • ファイアーウォールの状態の確認
  • Windowsファイアーウォールによるアプリケーションの許可
  • Windows Defenderファイアーウォール

主に上記の3つが表示されるはずです(人によって異なりますが)。この中の「アプリケーションの許可」を選んでみましょう。

ファイアーウォール

すると、上の画像のような画面になります。「許可されたアプリおよび機能」という欄に、あらゆるソフトや機能が書かれています。

そして、右側にチェックボックスがあります。「プライベート」「パブリック」の2種類です。この両方にチェックが入っていれば使えるはずです。

ただ、僕の場合は「Thunderbird」を探してもありませんでした。しかし、送受信は問題なくできています。理由は「そもそもファイアーウォールが停止されている」ためです。

ファイアーウォールが停止されている人もいる

ファイアーウォール

上の画像は「ファイアーウォールの状態の確認」で開いた画面です。見ての通りファイアーウォールが機能していません。

一見やばそうですが、オレンジの部分に「これらの設定は、ベンダーアプリケーション ESET Internet Securityで管理されています」と書かれています。

要は「ESETが代わりにやってくれている」ということですね。ESETが万全に仕事をするために、ファイアーウォールは邪魔だということです。

ということで、僕の場合はさっきの「許可されたアプリおよび機能」の欄に、Thunderbirdがなくても送信・受信ができています。ただ、人によってはあの欄にThunderbirdを追加し、許可する必要があるということです。

(僕が今ESETを解除してその作業をするのは非常に厄介なので、ここでは割愛させていただきます)

セキュリティソフトの設定を変更する

セキュリティソフトがThunderbirdの送信をブロックしている可能性もあります。まず、それが原因かどうかを確かめます。確かめる方法は「一時的にソフトを停止する」ことです。

セキュリティソフトの停止方法

これはソフトによりますが、僕が使っている「ESET Internet Security」で説明していきます。OSはWindows10です。

停止

まず、画面右下の「上向き矢印」のアイコンをクリックしてください。上の画像のように起動しているソフトのアイコンが並んでいます。その中に「ESET Internet Security」のアイコンがあるので、それを右クリックします。

停止

すると、上の画像のようなメニューが出ます。「保護を一時停止」をクリックしてください。

停止

すると、上の画像のような警告が出ます。「ウィルス・スパイウェア対策を無効にしますか?」というものです。ESET Internet Securityの場合「10分間一時停止」などの選択肢があります。

そのソフトの中で一番短い時間に設定し「適用」や「OK」を押してください(この作業はもちろん自己責任でお願いいたします)。

停止している間に送信してみる

これでThunderbirdに戻りメール送信を試してみて下さい。これで送信できたら「セキュリティソフトが原因だった」ということです。

セキュリティソフトの設定変更のやり方

ESET Internet Security

これはソフトによるため割愛させていただきますが、ESET Internet Securityでは、上の「詳細設定」の画面から変更します。どのソフトでも同様の画面があるはずなので、そこから変更してみてください。

ISP(プロバイダ)のブロックを回避する

ISPとは「インターネット・サービス・プロバイダー」の略です。たとえばソフトバンク・ヤフーBB・フレッツ光・auひかりなどがあります。

要は「通信会社・ネット会社」ですが、こうしたプロバイダ側で、Thunderbirdの送信メールがブロックされている可能性もあります。そのため、このブロックを回避します。

ポート番号を変更する

どう回避するかですが「ポート番号」を変更します。多くのプロバイダは「ポート番号25」をブロックしています。これを、たとえば「587」や「465」に切り替えるという方法です。

もしこれらのポート番号に切り替えてもダメだったら、ISPに「ブロックしているポート番号」を問い合わせてみてください。それでブロックされていないポート番号を使うと、送信できる可能性があります。

SMTPパスワードを削除する

パスワード

まず、これまでのように下の手順でメニューを出します。

  • Thunderbirdのホーム
  • 右上の三本線のアイコン
  • オプション

オプションをクリックすると、下の画像のようになります。

パスワード

最初は上のような画面が表示されています。上の段にアイコンが並んでいますが、左から6番目にある「セキュリティ」という鍵のアイコンを選んでください。

パスワード

セキュリティを選ぶと、上の画像のようになります。ここで「保存されているパスワード」をクリックします。

パスワード

すると、上の画像のような画面になります。Gmailで使っている僕の場合は、3つのパスワードが登録されていました。

1つは僕が入力したパスワードでしたが、あと2つは初めて見るパスワードでした。つまり、GmailとThunderbirdの間でロボットがやり取りしているようなパスワードだと考えられます。

そのパスワードですが、これを削除すると送信できるようになる可能性があります。右下の「パスワードを表示する」というボタンを押してください。すると、下の画像のように「パスワードを表示しますか?」という確認が出ます。

パスワード

「はい」を選択すると、元の画面に「パスワード」の欄が追加されて、ここでパスワードを確認できます。下の画像の通りです(僕のパスワードは消してあります)。

パスワード

上の画像の左下に「削除」「すべて削除」というボタンがあるのが見えるでしょう。

パスワード

これをクリックしてパスワードを削除すると、Thunderbirdのメールが送信できないエラーが改善する可能性があります。

この手法は、原則使わない

ここまではThunderbirdの公式サイトの解説に従って書いてきましたが、この方法は最初からは使わないようにしてください。他の解決策がすべて通じなかったときのみ、使うものです。公式サイトでも下のように書いています。

この手順は最初には行わないでください。このような場合は、Thunderbird 内に保存された SMTP パスワード (上記をご覧ください) は普通、間違っていません。
Thunderbird公式サイト「メッセージが送信できない」の「SMTPパスワードを削除する」の段落

SMTP パスワードをリセットする

SMTPパスワードは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)によって設定されるものです。つまり、フレッツ光やYahoo!BB、ソフトバンクやauなどです。

あなたが契約しているそれらのISPのサポートサイト・会員ページから「メールパスワードをリセットする」などのメニューを選んで、リセットしてください。

(この方法はISPによって大きく異なるので、説明は割愛します)

Thunderbirdをインストールし直す場合

まだThunderbirdを使い始めて間もない状態で「アンインストールしても構わない」という場合、「消してインストールし直す」という荒技もあります。ソフトで不具合が起きた時「再起動すると直る」ということはよくありますが、それの進化版だと思ってください。

ここでは、Thunderbirdのインストール&設定の方法について説明していきます。

インストールの手順

インストール1

まず、下の公式サイトにアクセスします。

参考 Thunderbirdmozilla公式サイト

すると、上の画像のような画面になるので、真ん中にある「無料ダウンロード」という緑のボタンを押してください。

インストール2

上の画像のように、寄付の画面が表示されます。寄付した方がもちろんいいのですが、寄付しなくても使えます。急いでいる場合は後でも寄付できるので、とりあえず寄付なしでもいいでしょう。

インストール3

ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックしてください。上の画像のように「Mozilla Thunderbirdのセットアップ」という画面が出ます。「次へ」をクリックしてください。

インストール4

「セットアップの種類」の選択になります。

  • 標準インストール
  • カスタムインストール

上記の2つの選択肢がありますが、そのまま最初に選択されている「標準インストール」で「次へ」をクリックしましょう(もちろん、上級者の方はカスタムでもOKです)。

インストール5

「セットアップ設定の確認」という画面になります。Thunderbirdをインストールする場所をここで指定します。

「Cドライブを軽くしたい」などのこだわりがなければ、そのまま初期設定のCドライブのまま、インストールをクリックします。

インストール6

これで「Mozilla Thunderbirdのセットアップを完了します」という画面になります。「完了」を押すとそのまま起動されます。

インストール7

上の画像が最初に出る画面です。この時点ではアカウントが何も登録されていないので、使えません。ここから先の「設定方法」を実行することで、使えるようになります。

設定のやり方

インストール8

インストールが完了すると、最初のホーム画面と同時に、上のような「既存メールアカウントのセットアップ」という画面が出ます。ここに、下の3項目を入力します。

  • あなたのお名前
  • メールアドレス
  • パスワード

「新しいメールアドレスを取得」というボタンもありますが、普通はすでにメアドを持っているはずです。そのため、持っているアドレスを使う前提で進めていきます。「続ける」を押してください。

インストール9

僕はGmailのアドレスを入力したのですが、Gmailなのでアカウント設定をすぐに見つけてもらえました。

  • 受信サーバー…IMAP, imap.gmail.com, SSL
  • 送信サーバー…SMTP, smtp.gmail.com, SSL
  • ユーザー名……webgeekfwww○○○○

という風に情報が書かれています。基本的にこうやって自動で抽出してくれるので、僕らが何か入力するということはありません。「完了」を押すだけです(楽ですね)。

インストール10

Gmailのログイン画面が呼び出されます。メールアドレスか電話番号を入力し、パスワードを打ち込みます。

ハムム

Gmailで説明していますが、他のinfoseekなどのメールでも同じ要領です

インストール11

ログインできると、上の画像のような画面が表示されます。「Mozilla Thunderbird Emailが、Googleアカウントへのアクセスをリクエストしています」という文字が書かれています。右下の「許可」という青いボタンを押してください。

インストール12

再び前の画面に戻り「パスワードを確認しています…」という文字が出て、青い輪っかがくるくると回転します。緊張の一瞬です。

インストール13

無事に認証できると、Windowsパソコンの場合は画面右下の時計などがある場所に、上の画像のような表示が出ます。「○○○○(メアド)に5通の新着メッセージを受信しました」と書かれています。

もちろん、新着メッセージの数は人によって違います。その時点で未開封のメールの数が表示されるだけです。

インストール14

この時点で、同時に上の画像のようなポップアップが立ち上がっています。これも「規定として設定」でOKです。意味が分かる人は「統合をスキップ」でもいいでしょう。

(何か面倒なことになっても、Thunderbirdを削除すればいいだけなので、どちらを選択しても特に問題はありません)

インストール15

これでThunderbirdのホーム画面を見ると、左側のメニューバーに、上の画像のように「アドレス・受信トレイの数字」が表示されるようになりました。

インストール16

これで受信トレイを見ると、上の画像になります。10年以上Gmailばかり使っていた僕にとっては、ものすごく懐かしい画面です。

インストール17

受信メールの1つを開くと、上の画像のような感じでした。周りのレイアウトだけは旧式ですが、メール本文だけは普通という印象です。

受信できるのに、送信だけできない理由と対応方法

ノートパソコンとメール

送信サーバー(SMTP)の設定が原因(これを修正)

Thunderbirdは、受信と送信でそれぞれ別のサーバーを使っています。

  • 受信…IMAPメールサーバー(人によって違うことも)
  • 送信…SMTPサーバー

「送信だけできない」ということは、上記のSMTPサーバーの設定が間違っているということです。このため、これを修正します。修正方法は他の段落で解説してきた通りです。

SMTPサーバーの一時的なダウン

サーバー会社も完璧ではないので、一時的にダウンすることはあります。SMTPサーバーを管理している会社の問題で、短時間だけ使えないことはあります。

その場合は、時間をおいてもう一度試してみてください。

「サーバーとの接続がタイムアウトしました」の2つの原因と解決策

ノートパソコンの前で困る女性

時間設定が短い…timeの値を300~500に

時間設定が短いことが原因なら、その時間を長くすればタイムアウトしなくなります。時間設定は「設定エディタ」で変更可能です。エディタは下の手順で開きます。

  1. ツール
  2. オプション
  3. 詳細
  4. 一般
  5. 高度な設定
  6. 設定エディタ

開けたら、その先は下の手順で設定します。

  1. 「about:config」を開く
  2. フィルタに「mailnews.tcptimeout 」もしくは「timeout」と入力
  3. 数値を「300~500」程度にする(初期設定は100)

この数値は秒数のことです。初期設定の100秒は「1分40秒」なので、一時的に回線が重くてつながらないときなどに、タイムアウトしてしまうこともあります。

これが5分や8分となったら確実につながるので、タイムアウトを防げる可能性が高いわけです。ただし「そもそも、何でそんなに回線が重いのか」という原因の追及も重要です。

出先のWi-Fiなら問題ありませんが、自宅や職場の環境でそうなら「ネットやパソコンの環境を変えることも重要」と考えて下さい。

ハムム

パソコンの高速化については、下の記事で解説している「アバストクリーンアップ」も役立ちます
【使ってみた】アバストクリーンアップの効果を検証!PC高速化の実力は評価通り?

サーバー設定に問題…該当箇所を修正

サーバー設定

まず、上の画像の「アカウント設定」の画面を開いてください。「ホーム→三本線のアイコン→オプション→アカウント設定」で出ます(当記事内で何度か説明しているパターンです)。

サーバー設定

次に「サーバー設定」をいじります。左側のメニューバーで、上の画像の青い部分のように「サーバー設定」という項目があるので、それを選択してください。

サーバー設定

サーバー設定の画面は上の画像の通りです。ここでは下の項目が正しいかチェックしてみて下さい。

  • サーバー名
  • ユーザー名
  • 接続の保護
  • 認証方式

ここに何を入力すべきかは、使っているメールによります。たとえばOCNの場合、下のように入力します。

サーバー名 pop.ocn.ne.jp
ポート 995
ユーザー名 メールアドレス
接続の保護 SSL/TLS
認証方式 通常のパスワード認証(を選択)

この部分も含めて、詳しいやり方は下の記事を参考にしてみて下さい。おそらく、他のメールでもこの説明は通じるかと思います。

参考 メール設定の確認 Thunderbird 60 - WindowsOCN公式サイト

サーバー設定

続いて、送信(SMTP)サーバーを確認します。これも左側のメニューを見て、一番下にあるのを探して、選択してください。

サーバー設定

ここで右側の「編集」を押して、SMTPサーバーの設定が正しいことを確認、間違っていたら修正します。これは下の段落で解説しています。

正しいSMTPサーバーが使用されているか確認する

Thunderbirdは証明書を設定しないと送受信できない?

証明書

特定のケースでは「初回のみ」必要

基本的に、Thunderbirdで「サーバーの証明書」の確認が必要になることはありません。理由はGmail・Yahoo!メールなどに接続することが多いためです。

たとえばGmailなら「Gmail.com」に関連するドメイン・サーバーに接続します。これは明らかに信頼できる接続先なので、証明書を見るまでもないのです。

もちろん、Googleがハッキングされていたら別です。しかし、そんな命知らずなことをするハッカーもいないですし、そもそもできないでしょう。

ということで、Gmailなどの代表的なWEBメールでThunderbirdを使う場合、証明書が必要になることはありません。しかし、ややマイナーなメールサービスで、通常と違うサーバーに接続するときなどは、証明書が必要になります。

カゴヤメールの場合

レンタルサーバーで人気のカゴヤでは、メールサービスも提供しています。カゴヤのメールは「○○○○@kagoya.net」などのアドレスです。

このカゴヤメールですが、POP3/SMTP形式からPOP3S/SMTPS形式へ設定を変更するという場合に限り、下の画像のような証明書の設定が必須となります。

カゴヤ
参考 Thunderbird の設定(POP3S / SMTPS)カゴヤ・ジャパン公式サイト

といっても、自分で何かすることはありません。必要なサーバー設定を公式サイトの指示通りにしたら、あとは送信するだけです。すると、初回の送信時に上の画像のような画面が出ます。

その画面で、赤線で囲まれている「セキュリティ例外を承認」というボタンを選択します。また、左側にある「次回以降もこの例外を有効にする」というチェックボックスにチェックを入れておけば、その後証明書の確認をする必要はありません。つまり「初回だけでOK」です。

詳しくは、先ほど書いた画像引用元のカゴヤ公式ページで読んでいただけたらと思います。

Thunderbirdで添付ファイルの送信ができない原因と対策

添付ファイル

Thunderbirdの「メール」は送信できるけど「添付ファイル」を送信できない―。という人もいるでしょう。

この原因と対策の中でも、特にわかりやすく、多くのケースで役立つと思われるものを1つ紹介します。

「止まったらキャンセル&再送信」を繰り返す

原始的な方法ですが、下のパターンで成功する例が昔から多く報告されています。

  • 添付中に止まったらキャンセルする
  • もう一度送信する
  • 成功するまでやる

「そんなので成功するのか?」と思うかもしれませんが、特に昔はこれで成功するパターンが多かったのです。

実際に成功されていた方の体験談

少々古いデータになりますが、実際にこのやり方で成功されていた方の体験談を紹介させていただきます。

同じデータでも、「とまったらキャンセル」、を繰り返していると
いきなり送信成功になります。
これが何を意味するのかは良く分かりませんが、
これが分かってからは、殆ど送信に成功しています。
Thunderbird3で添付ファイルが送信できない!!でお困りの方へ。(なっぺ)

「たまに成功する」という方の場合、このように「毎回連続で挑戦する」と、一応「常時成功」するかもしれません。少々負担はかかりますが…。

各ファイルの「動作設定」を削除する

動作設定

これも上の段落で引用させていただいたブログ記事に書かれている内容です。上の画像のように「オプション→添付ファイル→動作設定を削除する』の順で選択します。

ファイルの種類ごとに、保存されている動作設定を削除することで、添付できるようになる可能性があります。つまり「現段階の動作設定が、添付を拒否している」→「それを削除する」ということです。

専門家に相談する前のチェックポイント

ノートパソコンを使う女性

Thunderbirdのファイル送信に限らず、パソコンにはさまざまなトラブルがあります。そして、その半分ほどは以下の方法でしか解決しないことが多いものです。

  • 専門家やPCに強い人に、直接PCを見てもらう
  • 玄人の集まるフォーラムで相談する
  • その他、メーカーなどのサポートを受ける(サービスに含まれている場合)

歯に関する相談も、最終的には「実際に歯医者さんが直接診るしかない」ものですが、パソコンでもある程度そのようなケースがあります(おおよそ半分程度)。

そして、そのように相談するときも「相談者さんが事前に確認しておくと、話がスムーズになる」というポイントが多くあります。

今回、コメントでご相談くださったあしかさんは、この点がプロ級に完璧な方でした。あしかさんが事前に確認して記載してくださった内容を一覧にするだけでも、多くの人の参考になるはずです。

その内容を一覧にさせていただくと、下の通りです。それぞれリンク先で簡単に「何を確認するのか」をご説明します。

以下、それぞれの説明です。

OS&Thunderbirdの種類・バージョンは?

OS

これは一番の基本。OSとはWindows・Macなど。Thunderbirdは「v60」などの数字でバージョンがわかる。

送信できない添付ファイルの種類は?

たとえばWord・Excelなど特定のファイルだけが添付できないのか。それともすべて添付できないのか。

常に添付できないのか

たまに添付できるなら、そのときの状況はどうだったか(添付できたときとの違いは何か)。

添付ファイルなしのときは、必ず送信できるか

たまに失敗するなら、そのときの状況はどうだったか(共通点があるか)。

セキュリティソフトのファイアーウォールを確認

これがファイルをブロックしている可能性があるため、一度無効(停止)にする。

タイムアウト設定を長めにし、何秒でエラーになるか数える

設定時間が短かっただけという可能性もあるし、エラーになる秒数にヒントがあるかもしれない。

「接続の保護」を変更する

「SSL/TLS」や「STARTTLS」など、変更できるものに切り替えてみる。ポートもそれに合わせて変更する。

プロバイダのメールアドレスの場合、その送信サーバーの制限を調べる

たとえばeo光なら、送信サーバーポート番号として、465や587が使われている。これらのポートに制限がないかを確認。

【Gmailの場合】Webメールからは添付できるかチェック

Gmail

ほとんどの人はGmailをWebメールで使う。同じアドレスでも、その状態からなら添付できるかを確認する。

【Gmailの場合】SMTPサーバーを「mail.googlemail.com」に変更する

添付ファイルなしのメールが送受信できているなら、これが原因の可能性は低い。しかし、試す意義はある。

【番外】どんなパソコンで問題が起きているか

これはOSやバージョンの話ではなく「誰のパソコンか」「ノートかデスクトップか」などです。基本的にこれは関係ないのですが、たとえば下のようなケースで、これが原因となっていることもあります。

  • 家族など、誰か別の人が使っている
  • その人が、何か常時起動するようなプログラムを使っている

具体的にどのような内容かは千差万別ですが、たとえば「常に動画を違法アップロードしつつ、ダウンロードもしている」というような方も稀にいます。もちろん、そのような方はめったにおらず、ご家族などが該当するケースはまずありません。

ただ、あらゆる原因に該当せず「どうしても添付ができない」という場合、このように珍しい原因も考えられます。そのため、番外として「誰の・どんなパソコンで問題が起きているか」も重要になることがあります。

まとめ

ノートパソコンを使う女性

以上、Thunderbirdのメール送信ができないエラーについて、あらゆる原因と解決策をまとめてきました。最後にポイントをまとめると、下のようになります。

  • 主にSMTPの設定で解決する
  • もしくは、ファイアーウォールなどセキュリティ系
  • 他は、SMTPのパスワード系(削除かリセットをする)
  • 接続タイムアウトなら、時間設定で直ることも

Thunderbirdは優れたソフトなので、深刻なエラーが起きることはあまりありません。設定などは少々難しく感じられるかもしれませんが、焦らずに一つ一つの解決策を試すようにしてみて下さい。

Thunderbirdの「送信できない」エラーについて、質問があればお気軽にお願いします!

ハムム

コメント欄から質問していただければ、何でも回答させていただきます!
お気軽に質問してください!

ティラティラ

6 Comments

真木保和

WINDOWS10で初めてサンダーバードを使用します。 従来はwindows7でWindowsLiveメールを使用していました。 サンダーバードになって1MB以上の添付付メールが送信出来ずにタイムアウトになります。添付ファイルの容量が軽ければ送信はできます。
メッセージ「メッセージを送信できませんでした。
送信 (SMTP) サーバー smtp.office365.com との接続がタイムアウトしたため、メッセージを送信できませんでした。再度試してください。」

返信する
fwww

>真木保和さま
ご質問いただきありがとうございます!
数日以内に調査し、お返事させていただきます。

お時間がかかってしまい恐縮ですが、よろしくお願いします!

返信する
fwww

>真木保和さま
おそらく「タイムアウトまでの時間を長くする」ことで解決するかと思います。

手順は、下記の段落を参考にしていただけたらと思います。
https://fwww7.com/thunderbird-soshin-dekinai#time300500

1.ツール
2.オプション

…という順に開いていっていただければ、おそらくできるかと思います。
もしこれでできなかった場合は、よろしければまたご質問いただければ幸いです。

よろしくお願いします!

返信する
あしか

お世話になります。

Windows 10 1903にてThunderbird v60.9.0 でGmailアドレスから添付ファイルを送信しようとすると、「smtp.gmail.comとの接続がタイムアウトになったため、メッセージを送信できませんでした。送信(SMTP)サーバーの設定が正しいか確認し、再度試してください。」となります。

恐れ入りますが、解決方法を教えていただけないでしょうか?

【実施したこと】
1. 添付はExcelファイルで50KB程度のExcelやWord。
添付なしであれば、問題なく送信可能。まれに添付ファイル送信可能。
2. ESET Internet Security v12のファイアウォールを無効にしたがダメ。
3. タイムアウト設定は500に変更したが、30秒程度で送信エラーとなる。
4. 接続の保護をSSL/TLSやSTARTTLSに変更し、それらにあったポートに変更したがダメ。(認証方式はOAuth2)
5. SMTPサーバーをmail.googlemail.comに変更したがダメ。
6. プロバイダーはeoで465, 587ともに制限なし。
7. SMTPパスワード削除を実施したがダメ。
8. メール受信は常にOK。添付無しのメール送信もOK。もちろんChromeからは添付ファイルの送信OK。

他に何かチェックするポイントがあればご教示いただけないでしょうか?何卒よろしくお願いいたします。

余談ですが、この現象は昨年12月に購入した義理の父のDELLのノートPCで発生しています。以前のPCで利用していたBeckyをインストールしたのですが送信できなかったため、ThunderbirdをBeckyに合わせる形で表示や不要なアイコンを非表示に変更しているため、再インストールは避けたいです。年配のためWebメールは難しいようです。

返信する
fwww

>あしか様

お世話になります。ご質問いただきありがとうございます!
また、お返事が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。

少々高度な内容になりそうなことと、
他の方の役にも立ちそうな内容であるため、

こちらで少しお調べした後、記事内でご説明させていただきたいと思います。
(その際、こちらにもまたコメントさせていただきます)

少々お時間をいただき恐縮ですが、よろしくお願いします!

返信する
fwww

>あしか様

書いていただいた内容を元に、記事内に追記させていただきました。↓
https://fwww7.com/thunderbird-soshin-dekinai#Thunderbird-4

あしか様のケースはかなり難解なもので、追記の内容をご参考にしていただけるかはわかりませんが、
もし、まだ当記事をご覧いただけるときがありましたら、参考までにご確認いただけたら幸いです。

返信する

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