ふわわ
ハムム
僕は、ネットのサービスのほとんどをGoogleで統一しています。
- Google Chrome
- Gmail
- Googleドキュメント
…などなどです。特にネットに関しては「Chromeが使えないと、それだけで作業効率が大幅に落ちる」というくらい、ずっとChromeを使い込んでいます。
だから新しく買ったAndroidでもChromeが使えないと困るんですが、今日初めて「Chromeが固まる」現象を経験しました。僕はすぐに解決できたのですが、ちょうどいい機会なので他の原因と対処法も、まとめて調べてみました。
リスス
アヒルル
- 他のアプリを全部閉じる
- Chromeも閉じる
- 本体を再起動する
- Chromeを最新版に
- Chromeのキャッシュを削除
- 「アップデートのアンインストール」をする
- ライトモードのON・OFFを切り替える
目次
AndroidでChromeが固まるときの6つの原因・対処法
AndroidでChromeが固まるのは、主に下の6つが原因です。
- アプリを開きすぎ
- 何らかの原因で、Chromeが一時的にフリーズしている
- 2よりもう少し重いフリーズが起きている
- Chromeのバージョンが古い
- Chromeのキャッシュ(閲覧履歴)が溜まり過ぎ
- アップグレードがうまくいかなかった
そして、それぞれの対策を一覧にすると下記の通りです。
- Chrome以外のアプリをすべて閉じる
- クロームも閉じる
- Androidを再起動する
- Chromeを最新版にバージョンアップ
- Chromeのキャッシュ(履歴)を削除する
- 「アップデートのアンインストール」を選択
以下、それぞれの原因と対策について詳しく解説していきます。
Chrome以外のアプリをすべて閉じる
まずホーム画面に行きます。↓
一番下の右側にある「マルチタスクボタン」を押してください。下の画像の右側の「長方形が重なっている」アイコンです。
マルチタスクのウィンドウ(マルチウィンドウ)を開くと、下の画像のようになります。
Chromeが真ん中に表示され、その下にLINE、その上にGmail・Playストアが開かれているのがわかるでしょう。これは「たくさん同時に立ち上げ過ぎ」な状態です。
もちろん、この画面に映っていないアプリも立ち上がっていることが多いものです。通常はかなりのレベルまで同時に開いて大丈夫ですが…。
ハムム
ふわわ
閉じ方は簡単で、それぞれのアプリの右上にあるバツ印(×)をタップするだけです。Chrome以外をすべて閉じると、下の画像のようになります。
上の画像のように、スッキリした画面になりました(安室ちゃんの検索結果とともにお届けします)。
クロームも閉じる
上の方法でもまだ固まるなら、Chromeも閉じます。やり方は他のアプリと同じく「右上のバツ印を押すだけ」です。
Chromeも含めてすべてのアプリを閉じると、マルチウィンドウは下のような画面になります。
「最近のタスクはありません」と表示されています。これでもう一度、Chromeを立ち上げてみましょう。
軽いフリーズだったらこれで大抵直るものです。
Androidも再起動する
単純ですが意外と効果的です。これはiPhoneでも同じですが、スマホ自体を再起動することで、固まっていたすべてのアプリが動くようになるのです(ただし、アプリも全部切った状態になります)。
再起動のやり方については、解説不要だと思うので省略します。
Chromeを最新版にバージョンアップ
Chromeのバージョンが古いのが原因で、フリーズしている恐れもあります。この場合、バージョンアップすれば解決します。
バージョンアップのやり方・手順
まず、下の画像にホーム画面を開きます。真ん中にグレー&白の「設定」アイコンが見えるでしょう。歯車のアイコンです。
設定を開くと、下の画像のような画面になります。
下の方にスクロールしていくと「アプリ」というメニューがあります。黄緑色で、4つの丸(角丸正方形?)が並んでいるアイコンです。
これを選択すると、下の画像のように「アプリ」の画面が開かれます。
「カメラ・カレンダー・ギャラリー」など、最初からインストールされているアプリが並んでいます(僕は最近買ったのでこうですが、人によってはもちろん違うこともあるでしょう)。
何はともあれ、下の方にスクロールしていくと、「Chrome」のアプリが見つかります。お馴染みのグーグルのアイコンなのですぐにわかるでしょう。
このアイコンを選択すると、Chromeの「アプリ情報」になります。下のような画面です。
「Chrome」という文字の下に「バージョン72.0.3626.105」という数字が書かれているのがわかるでしょう。これが現時点のあなたのChromeのバージョンです(上の画像は僕のものですが)。
リスス
ふわわ
で、このバージョンの下に2つの青いボタンが並んでいます。
- 無効にする
- 強制停止
僕の場合はバージョンが最新なので、上の2つが表示されています。しかし、バージョンが最新でない場合「更新」というボタンが表示されるはずです(スマホの機種によって多少違う可能性がありますが)。
「更新」が表示されていたら、それをタップして更新しましょう。それでChromeの動作が早くなり、フリーズしなくなる可能性があります。
Chromeのキャッシュ(履歴)を削除する
Chromeは「キャッシュ」というものを蓄積しています。これは「閲覧履歴」のことです。
ペギペギ
ふわわ
このようにキャッシュは便利なものですが、蓄積されすぎると重くなります。これがChromeが固まる原因の大きなものの一つです。
そのため、キャッシュを消去します。ここからはやり方を解説していきます。
Chromeを開く
まずChromeを開きます。再び安室奈美恵さんに登場していただきます。↓
画面の上に「URLの欄」があり、その横に「1」という数字、さらに横に「黒丸が縦に3つ並んだアイコン」があるのがわかるでしょう。このアイコンをタップしてください。
すると、下の画像にChromeのメニューが出てきます。
メニューを書き出すと下記のようになります(情報を探している方に見つけてもらいやすくするためのものです)。
- 新しいタブ
- 新しいシークレットタブ
- ブックマーク
- 最近使ったタブ
- 履歴
- ダウンロード
- 共有
- ページ内検索
- ホーム画面に追加
- PC版サイト
- 設定
- ヘルプとフィードバック
この真中あたりにある「履歴」をタップしてください。すると、下の画像のような画面になります。
いろいろキャッシュが残っているのがわかるでしょう。たとえば上から3つ目に「Chatwork」がありますが、この履歴があるため、チャットワークへのアクセスが早くなるわけです。
で、これを消去します。一つずつ消去する場合は、履歴の隣にある「バツマーク」のアイコンをタップするだけでOKです。
しかし、Chromeが固まるほどの履歴が溜まっているわけなので、まとめて全部削除する必要があります。このためには、上の方にある「閲覧データを削除」という青い文字をタップします。
すると、上の画像のような画面になります。
- 閲覧履歴
- Cookie、メディアライセンス、サイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
という3つの項目が並んでいて、一番下に「データを消去」というボタンがあります。全部消したい場合は、このボタンをそのまま押してしまってかまいません。
逆に「全部消したくはない」「画像の分だけでいい」というときは、「画像とファイル」だけチェックを残し、後のチェックを外します。
「難しくてよくわからない」という場合は、全部消去でOKです。消去しても、Chromeが固まる以上に困る事態は起きません。
確認画面が出る
「データを消去」を選択すると、下の画像のように確認画面が出ます。
「サイトのストレージを消去しますか?この操作を行うと、次を含むすべてのサイトのデータが削除されます」と書かれています。次のサイトというのは、上の画像(僕)の場合は「google.com」だけです。
僕はまだこのAndroid(ZenFone)を数日しか使っていません。しかし、もっと長く使っていると、あちこちのサイトでキャッシュが蓄積されています。そのため、ここで表示されるサイト名も多くなります。
何はともあれ、もちろん消して問題ない(消すために来た)ので「クリア」を押します。
「クリア」にしても変わらない場合
上の画像は「クリア」を選択した後です。「まだ履歴が残ってるじゃん」と思うでしょう。実際、残っています。
この原因は、消去する「期間」の設定が短かったためです。もう一度「閲覧履歴データを消去」の画面に戻りましょう。↓
この右上に「1時間以内」という文字が見えるでしょう。この右の下矢印のアイコンをタップすると、下の画像のように「期間の選択肢」が表示されます。
選択肢を一覧にすると下記の通りです。
- 1時間以内
- 過去24時間
- 過去7日間
- 全期間
できるだけChromeを軽くしたいのであれば、「全期間」を選択しましょう。先に書いた通り、一般的には全期間・全部で削除してしまっても、大きな問題は起きません。ということで「全期間」を選び、「データを消去」を選択します。
すべての閲覧履歴が消去された状態
すべて消去されると、上の画像のように真っ白な画面になり「履歴はありません」と真ん中に小さく書かれています。これで、AndroidのChromeが固まる確率も大きく下がったでしょう。
「アップデートのアンインストール」を選択
「ホーム→設定→アプリ→Chrome」で、上の画面を出してください。そして、右上の「丸が3つ縦に並んだアイコン」をクリックすると、下の画像のように「アップデートのアンインストール」という選択肢が表示されます。
これは「Chromeをダウングレードする」という意味です。「前のバージョンに戻す」ということですね。
バージョンを戻すと、普通は「性能が悪くなる」ものです。そのため「逆に固まることが多くなる」と思うかもしれません。
実際、その可能性もあります。ただ、ここまでの方法をすべて試してダメだったなら、これもやってみる価値があるでしょう。
ハムム
ふわわ
Chrome「応答なし」がスマホで頻発する2つの原因と対策
Chromeの応答なし(応答していません)が、スマートフォンでやたらに頻発する…ということもあるでしょう。この対策については、ここまで解説してきた方法で、ある程度解決することが多いものです。
原因(1)…ストレージ不足
しかし、解決しない上に「頻発する」ということもあります。この場合の原因について、こNexus(Android端末)の公式サイトでは「ストレージ不足」を指摘しています。
そのため、ここではネクサス公式サイトの説明を参考にしながら、「Androidのストレージ容量を増やす方法」を解説していきます。
参考 フリーズする、または応答しない Android 搭載端末を修正するNexusヘルプストレージ容量を増やす方法
これは簡単にいうと「余計なアプリ・画像・動画などを削除する」だけです。その削除のやり方を解説していきます。
ホーム→設定→ストレージ
まず、ホームから「設定」をタップし、下の方にスクロールしていってください。下の画像のように「端末」の欄が出ます。
上から順に、下のようなメニューが並んでいます。
- ディスプレイ
- 通知
- 音とバイブレーション
- ストレージ
この最後の「ストレージ」をタップします。すると、下の画像のような画面になります。
「ストレージの設定」という画面ですが、緑の「内部共有ストレージ」をタップしましょう。色はスマホの機種によって異なる可能性があります。
開くと、上の画像のように「空き容量」が示されています。僕の場合は「19.56GB」でした。全体で22.72GB使えるうちの、3.16GBを使っている状態です。まだまだかなりいけます。
これが「残り10%になるとフリーズが頻発する」とされています。上のゲージを見て「残り10%程度だな」と思ったら、アプリのデータや画像などをどんどん削除しましょう。
カエルル
アヒルル
アプリのデータを消去する方法
先ほどの「内部共有ストレージ」の画面をもう一度見ます。唯一青いゲージになっている「アプリ」の部分をタップします。
すると、下の画像のように「アプリのストレージ」が開かれます。
ここで、データを削除したいアプリを選びます。たとえばLINEを選ぶと、下のような画面になります。
データが「2.11MB」記憶されています。青い「データを消去」のボタンを押すことで、このデータを削除できるわけです。また、キャッシュの「132KB」も削除できます。
たとえばキャッシュを削除すると、下の画像になります。これは別のアプリ(電子書籍)ですが、キャッシュが「0B」となっているのがわかるでしょう。
ペギペギ
ふわわ
原因(2)…DLしたアプリのどれか
あなたがダウンロードした「何らかのアプリ」が原因で、Chromeが頻繁に停止している可能性もあります。
- そのアプリとChromeの相性が悪い
- 愉快犯のハッカーが、Chromeをターゲットにしたアプリ
上の2つのような理由が考えられます。もし「ある時を境に、急にフリーズが頻発するようになった」という場合は、こうした「アプリが原因」の可能性を検証しましょう。
検証するには?
検証の手順は下記の通りです。
- 「セーフモード」でAndroidを起動
- 自分でDLしたアプリが、全部消えた状態になる
- Chromeを使う
- 固まらなければ「どれかのアプリが原因」といえる
以下、やり方を解説していきます。
セーフモードでの起動方法
まず、上の画像に「電源を切る」のメニューを呼び出します。いつもどおり「電源ボタンの長押し」です。
そして、上のメニューの「電源を切る」の部分を長押しします。短く押すといつもどおりシャットダウンしてしまいますが、長押しするわけです。
すると、上の画像のように「再起動してセーフモードに変更」という画面が出てきます。下のような文章が書かれています。
この注意書きのとおり、セーフモードで起動すると「自分でダウンロードしたアプリが、一時的に無効になる」のです。それでChromeが固まらなくなったら「ダウンロードしたアプリの中に原因がある」とわかるわけですね。
先ほどの確認画面で「OK」を押すと、上の画像のように「電源を切る・シャットダウン中」の画面になります。いつものシャットダウンのようですが、再び起動したときの画面が違います。
セーフモードでの起動画面
上の画像が、セーフモードで起動したAndroidの画面です。画面のデザインはメーカー・機種によって異なるでしょう。
僕の場合は、ASUS(エイスース)のZenFoneを使っています。左下に「ZenUI wallpaper」という文字があるのがわかるでしょう。
そして、その上に「セーフモード」という文字もあります。この文字が出ていたら、セーフモードでの起動に成功したということです(大抵は成功しますが)。
ホーム画面で、DLしたアプリが消えている
上の画像が、セーフモードで起動したときのホーム画面です。通常は、時間の下に「自分でダウンロードしたアプリ」が並びます。しかし、上の画像では何もアイコンがありません。
僕の場合は、下の画像のように「LINE」があるはずなのです。
それがなくなっているので「自分がダウンロードしたアプリが、すべて無効状態になっている」ことがわかります。
Chromeが正常に動くか確かめる
この状態で、Google Chromeを起動してみます。これで問題なく動いたら「DLしたアプリのどれかが犯人だった」ということです。推理小説みたいですね(笑)。
何でもいいので適当に検索してみましょう。今回は今をときめく「米津玄師さん」を検索しました。
ふわわ
ティラティラ
米津さんの読み方はおいておき、無事にChromeが使えること(固まらないこと)を確認できたら、次の作業に入ります。
1つずつアプリを削除し「犯人」を特定
まず、どれでもいいので「あなたがインストールしたアプリ」を削除してください。「犯人っぽい」と思うものから削除すると効率的です。
そして、削除したら再起動してください。
再起動して、またChromeを使ってみます。これで固まらなければ「さっき削除したアプリが犯人だった」ということです。逆に固まったら「犯人ではなかった」ということです。
後は、これを延々と繰り返すだけです。どこかで犯人(原因)が見つかるので、そのアプリを削除し、今後インストールしないようにしましょう。
そうすれば、Chromeの停止頻発問題は解消されるはずです。
「ページが応答しません」がスマホで頻発する場合
Androidの「標準ブラウザ」が原因のことが多い
Androidスマホで「ページが応答しません」というエラーが頻発する場合、特に多い原因は「標準ブラウザを使っている」というものです。この意味と、解決策を解説していきます。
アンドロイドの標準ブラウザとは
これは「ブラウザ」という名前のアプリです。「そのまま」ですが、Android4.4までは、すべてのAndroid端末にこのアプリがありました。
機能は普通に「ネットを見る」ものです。
2019年現在、標準ブラウザを使うとエラーが頻発する
この標準ブラウザは、すでにGoogleがサポートを停止しています。AndroidはGoogleが開発しているOSですが、そのGoogleが「標準ブラウザはもうサポートしない」と、だいぶ前に宣言しているのです。
そのため、2019年の現在でこの標準ブラウザを使うと、「ページが応答しません」も含め、あらゆるエラーが頻発します。
ウィルス対策もできないので、使用は避ける
もしあなたのAndroidスマホにこの「標準ブラウザ」があったら、利用は避けましょう。ずっとGoogleのサポートがない状態なので、ウィルス対策などもなされていないためです。
カエルル
…と思うかもしれませんが、中古市場ではそれなりに「激安価格」で出回っています。そして、それを買って使う人も当然います。
たとえスマホが古くて激安であろうと、そこから盗み取れる個人情報には大きな価値があります。ハッカーがそうした個人情報を狙って、Androidの標準ブラウザにウィルスを送り込んでくる可能性は大いにあるのです。
そのため、標準ブラウザが入っているAndroid4.4以前の機種を使っている人は、このブラウザを絶対に使わないようにしましょう。
Chromeをダウンロードして使う
標準ブラウザは使うべきではありませんが、Google Chromeなら、古いAndroidでも問題なく使えます。Chromeのサポートや改善は、当然ながらGoogleもずっと続けているためです。
Android4.4以前のスマホも、一応動作しているのであれば「スマホとしては」使えるのです。要は「標準ブラウザが危険なだけ」ですから、こ使うブラウザをChromeに変えれば、それで解決します。
ブラウザを変えても不具合が出る場合
これは「スマホ自体が消耗している」可能性があります。4.4以前のAndroidというと相当古い機種になるので、これは物理的に仕方ないことです。
この場合は、しばらくお金を貯めて買い替えることも検討すべきでしょう。修理などを依頼しても、おそらく新品の格安スマホを買う方が安くつきます。
ライトモードのON・OFFを切り替える
Chromeには「ライトモード」がありますが、このオン・オフを切り替えると、遅延が解消する可能性があります。これについて解説していきます。
Chromeのライトモードとは
Google Chromeのライトモードとは「低速回線でもサイトを見られるモード」」です。具体的には下のような仕組みとなっています。
- 見たいサイトの画像や文章を「直接」開かない
- 「Googleのサーバー経由」で開く
何のためにそんなことをするかというと、下のような理由です。
- Googleのサーバーで、文章や画像のデータを「圧縮」する
- 圧縮して「軽量になったデータ」をGoogleが私たちにくれる
- それで、低速回線でもサクサク表示できる
という仕組みです。ここで、下のような疑問を持つ人もいるでしょう。
逆に遅くなるのでは?
もう一度まとめると、ライトモードでは下のような作業が追加されます。
- Googleのサーバーを経由する
- Googleがデータを圧縮する
まず、サーバーを経由する時点で「回り道」です。さらに、そこでGoogleによる「圧縮作業」もあるのです。Webでなく実世界なら「逆に遅くなるのでは?」という疑問も湧くでしょう。
速度はともかく「データ量」は確実に削減される
確かなことは「データ量」は確実に削減されるということです。理由は下の通りです。
- 元サイトのデータは大きい(圧縮していないので)
- そのデータは、まだダウンロードしていない状態(Googleを経由するモードなので)
- そして、Googleのデータは軽い(圧縮しているので)
- この「軽いデータ」だけダウンロードする
- だから「必ず軽くなる」
ということです。つまり「速くなる」とは限りませんが、「使用データ量が少なくなる」のは確実なのです。
オン・オフのどっちが速くなる?
これはわかりません。当記事にいただいたコメントでは、オフにしたら遅延がなくなった(速くなった)そうです。
先ほど「逆に遅くなるのでは?」という段落で説明したとおり、状況によってはライトモードは「遅くなる」可能性があります。それをオフにすれば遅くならない=速くなる、という可能性もあるのです。
Googleは何と言っている?
Googleはライトモードについて、下のように説明しています。
データセーバーを使用すると、通信料を抑えたり、接続速度が遅い環境でウェブページの読み込み時間を短縮したりできます。
Chrome のデータセーバーを使ってデータ使用量を減らす(Google Chrome・ヘルプ)
太字部分を見ると、「ネット環境が悪い場所」では「読み込みが速くなる」と書かれています。ここで重要なのは「ネット環境が悪い場所」という条件でしょう。
ネット環境がいい場所では「オフ」の方が速い?
上のGoogleの説明では、速度が早くなるのはあくまで「ネット環境が悪い場所」に限られています。「どんな場所でも速くなる」とは書かれていません。
ということは、ネット環境が良い場所では逆に遅くなる可能性もあるのです。この理由も「逆に遅くなるのでは?」の段落で書いたとおり「回り道をし、圧縮作業をする」ためです。
山の中などでは、余計な作業をしても速くなる
たとえば山の中からネットを使うときなどは「普通のデータ量では、まったく接続できない」ということもあるでしょう。この記事でも何枚かの画像が使われていますが、これらをまったく開けない(開くまでに相当な時間がかかる)わけです。
その場合「急がば廻れ」ではないですが、Googleのサーバーに行き、そこで圧縮作業をしてから出直す方が、よほどつながりやすいといえます。このようなケースでは「ライトモードをオンにする」方が、Chromeの動作も早くなるのです。
逆にいえば、そこまでネット環境が悪くなければ「わざわざ回り道や圧縮作業をしない方が」早くなるといえるのです。
まとめると?
ここまでの内容をまとめると、ライトモードをオンにすべきか、オフにすべきかは下のようになります。
「オン」にすべき | ネット環境が「悪い」場所(山中など) |
---|---|
「オフ」にすべき | ネット環境が「良い」場所(街中など) |
ただ、これは「論理的に考えた場合」であり、実際にはそれぞれの状況に応じて「上のようにならないケース」もあります。こればかりはGoogleが自ら動いても統計をとるのが難しいでしょう。そのため、最終的には「ケースバイケース」と考えてください。
「今と違う方」に切り替えることには意味がある
オン・オフのどちらが速くなるかは、ここまで書いた通りわかりません。しかし、今と違う方に切り替えることには、確実に意味があります。理由は下の2点です。
- 今遅くなっている以上「違う状態」にすれば、速くなる可能性がある
- 仮にならなくても「ライトモード以外の原因である」ことがわかる
特に2つ目については、エジソンなどの偉人が多く言っているように「失敗したら、そのやり方ではダメなことがわかるので収穫」なのです。そのため、ライトモードの切り替えで速くなってもならなくても「試すことには意義がある」といえます。
まとめ
以上、アンドロイドでGoogle Chromeが固まる問題について、その原因と対応方法を解説してきました。最後に要点を整理すると下の通りです。
- Chrome・他のアプリ・Android自体を、すべて一度閉じてみる
- Chromeのキャッシュを削除する
- Chromeをアップデートする
- 逆にダウングレードする
これらの方法をすべて試せば、大抵の場合は動きます。動かない場合は、最終手段として「Chrome自体を削除し、またインストールする」という方法もあります。
ただ、そこまでいかなくても大抵はこの記事の方法で解決するはずです。買い替えなどを検討する前に、一度紹介した方法を試してみてください。
AndroidでChromeが固まる現象について、質問があればお気軽にお願いします♪
リスス
ふわわ
はじめまして
私もクロームの「応答なし」で悩んでいたものです
こちらなどを参考にキャッシュクリアなどいろいろ試しましたが、解決に至らずにいました
ところが設定の項目の「ライトモード」をオフにしたところ、遅延が無くなったようです
実施したばかりなので、まだ検証が必要だと思いますが、試してみる価値はあると思います
同じ悩みを持つ方の一助になればと思い投稿しました
これからもよい情報をお願いします
>junbo21さま
はじめまして。管理人のFwwwです。
お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません!
ライトモードの貴重な情報をお教えいただき、ありがとうございます!
他の方にも役立つ情報なので、当記事の中でも追加で紹介させていただきたいと思います。
書いていただいた通り、今後もよい情報を提供していきたいと考えていますので、よろしくお願いします!
>junbo21さま
教えていただいた情報を元に、記事内に追記させていただきました。
もし、また当記事をご覧いただいていることがありましたら、ご確認いただけたら嬉しく思います。
(該当の段落にジャンプします↓)
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